序章
暗い部屋
Katie Paterson
ターナーは、自身が営んでいた画廊の来客たちを「暗い部屋」でしばし待たせたといわれます。序章ではその記憶を喚起しつつ、彼がくりかえし描いた月光のイメージを紹介します。あわせて、彼が日食を記録したスケッチブックも展示し、自然科学への関心にも光をあてます。光と闇の相互作用に敏感であった画家が、月が太陽を覆うという現象に惹かれたことは偶然ではなかったでしょう。
また、現代アーティストであるケイティ・パターソン(1981年−)がつくりだした、無数の光の粒がゆっくりと舞うインスタレーション作品を展示します。人類が歴史上で残してきた日食の膨大な記録像の反射光からなるその作品は、日食を含むターナーの月光への関心と響きあいます。
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